今日、ロックオンしたのは、マンガ家としての矢部太郎さん。 ほっこり、ほのぼのした雰囲気のマンガを描き ベストセラー作品を生み出している太郎ちゃんの ルーツを紐解くことに…。
父は絵本や紙芝居作家のやべ みつのり氏。 子供と同じ目線で、常識にとらわれず 一緒に遊んでくれた「お父さん」との日々を 描いた『ぼくのお父さん』(新潮社)には 太郎ちゃんの土台を築いたであろう エピソードが満載です。
手塚治虫文化賞を受賞し、デビュー作にして 大ベストセラーとなった『大家さんと僕』の後、 太郎ちゃんの元に送られてきたのは お父さんが幼い頃の日々をスケッチした 「たろうノート」という絵日記。 他にも、自宅で仕事をしていた父と 一緒に作った様々な思い出の品が 詰められたダンボールと共に 「次は『お父さんと僕』を描いたら?」と 父からの売り込みがきっかけで 『ぼくのお父さん』が誕生したとか。
番組で紹介した「つくし」というエピソード。 おやつは買わず、なぜか連れて行かれたのは…森。 自然いっぱいの故郷・東村山の森は 春の「おやつ」がいっぱい! 野原一面に生えていた「つくし」を 山盛り採って煮込んだ想い出の味を 俳句に詠んだものの… どこか懐かしい田舎の風景の中で 太郎ちゃんは今に繋がる「カケラ」を 心に増やしてきたのかもしれません。
先月から週刊モーニングで連載がスタートした 太郎ちゃんの最新作『楽屋のトナくん』。 控えめな「トナたろう」目線で 動物たちの楽屋を覗いているような作品です。
スカンク先輩に、大先輩のハシビロコウさん、 俊敏なお弟子さんがお世話するラッ子姉さんなど、 毎回かわいらしく、動物の性格をいかしたキャラクターたちが 物語の主人公です。
太郎ちゃんが『スゴろく』のスタジオを描くと… 首が長~い「ケンキリン」と、 オシャレな黄色い髪がトレードマークの「ジローペンギン」に! 二人のキャラは、果たして連載に登場するのか⁉
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