岐阜県出身の写真家・井上嘉代子さんは 2009年に交通事故に遭い、 左ひじより下の機能を失いますが、 その後、写真家として新たなスタートを切り、 現在は八ヶ岳を拠点に風景や動物、 星空などの写真を撮り続けています。
八ヶ岳には子どもの頃から よく訪れていたそうですが、 八ヶ岳でフクロウと星空を見たとき 「ここで写真を撮りたい!」と強く思い、 6年前、単身で移住しました! かわいいフクロウですね^^
こちらは『八ヶ岳のカラマツの霧氷』。 前日に風が吹くなどの条件をクリアした翌日、 -17度という極寒の朝に撮影した1枚です。 幻想的で素敵な景色ですね!
北杜市の吐竜の滝を撮影する姿を取材しました。 機材の入ったリュックサックと 三脚を持ち、山に入る井上さん。 カメラと三脚のセッティングも シャッターを切るのも 利き手である右手が動かないため、 左手のみで行います。 カメラの性能が良くなり、 昔よりは扱いやすくなったそうですが、 当初は撮影しているところを見られたくなくて 夜の撮影が多かったと話します。
「たとえ片手しか動かなくても、 年齢を重ねたとしても、諦めないで いろいろなことに挑戦してほしい」と願い、 今は堂々と撮影するようになった井上さん。 移住するきっかけになった 県内で撮影した星空の写真を見せて頂きました。
今、力を入れているのは『花火』の写真。 今年2月、山中湖交流プラザきららで開かれた 『山中湖アイスキャンドルフェスティバル』の チラシや広告に 井上さんが撮影した写真が採用されました!
今年、井上さんが出版した 『花火が写る絶景撮影術』(双葉社)。 初級者~中・上級者まで 花火撮影のテクニックを徹底解説しています。 美しい写真を撮りたいと思っている方、必見です! 県内の書店などでお買い求め頂けます。
ハンディキャップを抱え、勇気をくれたのは、 障がいのある方たちの活動でした。 障がい者アーティストや その作品の素晴らしさに感動し、 その活動を精力的に発信しています。 写真展や写真教室、写真撮影ツアーなどについては 井上嘉代子さんのHPをチェックしてみて下さい♪
バックナンバー