市内の中心部にある金鳥居から先は、富士山の神聖な世界の入り口と考えられていることから「富士みち」と言われています。富士山を信仰する人たちにとって重要な「道」なんですね。
富士山を信仰する富士講が富士山を登拝する前に泊まった宿坊が御師の家と言って江戸時代後期には、86軒ありました。このうちの1つが旧外川家住宅です。富士講のお世話をするだけでなく祈祷なども行う神官のような立場でもありました。
富士みち沿いにあるふじ山食堂にある湯盛うどんは、うどんのゆで汁をかけただけのうどん「湯もりうどん」があります。富士山に登る前に身を清める意味が込められていたそうです。
御師は御祈祷師の略称で富士講を占いをしていたとのこと。北口夢屋では、現代の御師として手相占いを行い、御師文化の魅力を発信しています。
御師の家大雁丸は、元々御師の家だった場所をリノベーションし、現代の御師として魅力を発信している。また跡継ぎらで作る一般社団法人「カノエサル」を結成し、衰退する御師の家の継続と発展を目指している。
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