今週の放送

金曜日1あなたにロックオン #80 元南極地域観測隊 新居見 励(2月3日)

あなたにロックオン #80 元南極地域観測隊 新居見 励
  • 南極の気象を観測!新居見 励(にいみ れい)さん

    今日ロックオンしたのは、
    2021年11月~2022年3月まで
    62次 南極地域観測隊だった
    南アルプス市の新居見 励さんでした。
    当時は気象庁に勤務。毎年5人派遣される
    気象隊員として南極で活動していました。

    南極の気象を観測!新居見 励(にいみ れい)さん
  • どんな天候でも気象観測

    新居見さんが担当したのは、
    「ラジオゾンデ」というゴム気球に観測器をつけ
    上空の気温、温度、風向、風速などを
    観測するというもの。
    晴天ならまだしも、吹雪の中など
    極寒地では、状況も様々。

    どんな天候でも気象観測
  • 南極でとらえた 不思議な光景① オーロラ

    南極ではオーロラも見慣れた
    光景だったとか。

    太陽のエネルギーが大気圏の酸素と
    衝突すると「緑」に発光。
    エネルギーがより強いと窒素とも発光し、
    紫色に近いオーロラが広がること
    あったそうです。

    南極でとらえた 不思議な光景① オーロラ
  • 南極でとらえた 不思議な光景② 雪の結晶

    南極で写真におさめたのが、この雪の結晶。
    この形のまま、降ってきたそうです。
    というのも、雪が降って来る間に寒さのために
    水蒸気が氷になる「昇華」という現象で
    結晶が成長しながら降って来るんだそうです。
    形も様々で、ハート型の結晶もあったとか。

    南極でとらえた 不思議な光景② 雪の結晶
  • 南極でとらえた 不思議な光景③ 転がる太陽

    極地特有の「白夜」と「極夜」がある南極。
    太陽が昇らない「極夜」の時期に見られるのが
    地平線すれすれを移動する
    「転がる太陽」。

    新居見さんが撮影した不思議な動画に
    スタジオはビックリ!

    南極に行かなければ見られない光景でした。

    南極でとらえた 不思議な光景③ 転がる太陽
  • 南極で1000㎞の旅行へ!

    南極には、ベースの昭和基地のほかに
    いくつかの基地が設置されています。
    新居見さんが旅したのは、1000㎞先
    (本州を縦断するのとほぼ同じ)の
    ドームふじ基地まで雪上車で行くといもの。
    頑張っても時速10㎞がいちばん早く、
    ブリザードともなれば足止めの日も…。
    ドームふじ基地があるのは、標高3810mという高所。
    ほぼ富士山頂のような環境で、
    マイナス50℃という極寒の中での作業は
    大変だったそうです。

    南極で1000㎞の旅行へ!
  • スタジオに南極の氷 登場!

    スタジオに昭和基地付近の氷山の氷を
    新居見さんが持って来てくれました。
    気泡が多く含まれた南極の氷は、
    深層部を掘削すると数十万年前の空気が
    閉じ込められていて、
    その空気を取り出すことで、
    太古の地球環境を知る手がかりにも
    しているそうです。

    今回は、スタジオで氷を水に浸けて
    数万年前の空気の音を聞きました。

    スタジオに南極の氷 登場!
  • 南極での経験をもっと知りたい!

    新居見さんは、YouTubeやInstagram、
    また自身のHPで南極で撮影した写真や動画を
    公開しています。

    他にも講演やワークショップの依頼も
    受け付けているので
    是非、HPを覗いてみてください!

    自然体験活動家 新居見 励
    https://www.reiniimi.com

    南極での経験をもっと知りたい!