甲府中央の弁天通りに老舗の洋食店 「レストラン スコット」があります。 創業は昭和32年、この場所で64年間 お客様を迎えています。
昭和32年に開店時の店舗の前に立つのが 創業者の早川半弥さんです。 東京銀座の洋食店「スコット」で修業し 28歳の時にこのお店を創りました。 当時甲府には2.3軒洋食店があったそうですが まだまだ珍しい時代でした。
父親から受け継いでいる伝統の味の「ハヤシライス」 特徴は具沢山のタマネギと牛肉。 特にタマネギのシャキシャキ感がすごい! これは注文を受けてから炒めるからだそうです。 そして、味のベースは1週間かけて作るデミグラスソース。 これも64年間手作りしている伝統のソースです。
2代目洋一さんのメニューから 地産地消も意識した甲州地鶏のソテー。 肉はももとむね肉2種類、ソースも2色とバラエティ。 フランス料理のシェフから店を継いだ洋一さんは伝統の味に加え、 自分が学んだフレンチもメニューに取り入れお客様を楽しませています。
富士山の世界遺産登録を記念して 何か出来ないかと考え創作したのがこのオムライス。 チキンライスと白飯で富士山を オムレツとデミグラスソースで麓の景色を描きました。
ちょっと珍しい風景をご覧ください。 クリームコロッケなどに使うベシャメルソース(ホワイトソース)の裏ごしです。 スコットでは創業から、 目の細かい布を両側から絞ってソースを濾しています。 フレンチなどで用いる三角シェノワよりも より滑らかになるので変えていないとか。
2代目の早川洋一さんと青木アナ。 スコットのコンセプトは まず、手間を厭う事なく手作りすることと、 「良い味・良い雰囲気・心温まるおもてなし」
甲府市中央1丁目。 弁天通りは岡島百貨店の南です。
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