今日は袴を凛々しく着こなす 笛吹市御坂町の津軽三味線奏者 福嶋孝顕さんが スタジオにロックオンしました。
『スゴろく夏k祭り』ということンオールスターズの 夏の名曲♪真夏の果実を生演奏。 冬のイメージがある津軽三味線での夏うた、 ちょっぴり寂しげな夏の夕暮れの海を 感じさせる音色でした。
福嶋さんが三味線を始めたのは高校時代。 山梨園芸高校(現・笛吹高校)で翠櫟太鼓部に 入部した15歳で初めて太鼓や三味線に 触れたんだそうです。 高校3年の時、三味線の指導で出会った 師匠・山口ひろし氏の演奏に心打たれ、 プロ奏者への道へ進むことに決めた福嶋さん。 今でも師匠の元で稽古を積んでいるそうです。
山梨・長野で60人以上の生徒さんを 指導している福嶋さんに 三味線独特の楽譜を解説してもらいました。 棹の3本の糸のどこを押さえるか、 数字などで表されているため 五線譜が読めなくても、比較的初心者でも 始めやすい楽器だと言います。
演奏家としては、オリジナル曲の製作にも 意欲的に取り組んでいて 30歳の節目に幼い頃、よく面倒を見てくれた 現在96歳の祖母への恩返しの想い、 故郷・山梨の風景を心に想い浮かべ作ったのが アルバム『雛鶴』。 祖母・鶴子さんの名前から名付けたそうです。
『雛鶴』から♪剣ヶ峰という曲を披露してくれました。 富士山の溶岩石の荒々しさを 津軽三味線ならではの激しい奏法で表現した力強い演奏に 間近で聴いていたケンキさんは鳥肌が立つほど、 感動したそうですよ!
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