津金学校は、明治8年に尋常小学校として建設され、現在は県の文化財に指定。当時の県知事が西洋建築に憧れ建てられ「藤村式建築」とも言われています。
フリースペースほくとは、アメリカの雑貨や国内の個人商店が閉店する際に譲り受けた品が並ぶ雑貨店。中々手に入らない1点物が多数取り揃えてあります。都内からわざわざ購入しに来るお客さんもいるそうですよ。
この雑貨店は、以前、小室哲哉の隠れスタジオだったそうです。退去する際に、ドラムやミキサーなど音響機材をごっそり残していったそうです。オーナーの山本さんは、津金地区に少しでも足を止めて欲しい願いもあり、無料で自由に使用できます。
標高1000mの場所にある海岸寺は、行基が開いたとされる歴史あるお寺です。山奥にある寺なのになぜ海岸という名前の理由は、太古の昔、甲斐の国の盆地全体が湖水だったことで海岸寺と名付けられたそうです。(諸説あります)
100体の石仏は、長野県高遠の石仏師 守屋貞治が10年の歳月をかけて彫り上げたもので、すべてお参りすれば、日本百観音(西国三十三か所、坂東三十三か所、秩父三十四か所)を巡るご利益あるんだそうです。
観音堂の彫刻は、江戸時代の名工立川和四郎富正が彫り上げたもので、江戸幕府に天下一と言われる内匠の称号を頂いていた方です。木目を活かして立体的に彫り上げる技術が高く評価されています。
海岸寺の御朱印も書かれているのが、観音堂に安置されている「千手観音菩薩像」です。毎年4月の春祭りに御開帳されていますが、今回新型コロナウイルスの感染拡大防止のために中止に。今回特別に見せて頂きました。
みほとけ的海岸寺「千手観音菩薩」です。 (以下ほけとけ談)人間を救うために様々は仏具を持っていますが、家中にあるものを集めました。ドライヤー、醤油、トイレットペーパーなどを使用しました。また海岸寺の千手観音の顔には、立派な髭が印象的です。身体を女性的ですが、顔は中世的で魅力だと思いました
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