
テレビ山梨番組審議会だより
第550回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 1月20日(火) 午後3時
- 開催場所
- 山梨県立やまなし地域づくり交流センター 大会議室
- 委員の出席
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委員の総数 8名
出席委員数 8名
【出席委員氏名】
安達 義通 委員長
中島久美子 副委員長
浅川 徹 委員
佐藤 弥 委員
杉田 真一 委員
手島 俊樹 委員
伏見 彩 委員
堀内 麻実 委員
【放送事業者側出席者】
原田由起彦 代表取締役社長
金丸 康信 相談役
鈴木 淳郎 常務取締役
三塚 純 営業部ディレクター
番組審議会事務局
- 審議事項
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「自分の色で描く未来―フリースクールにじLaboの記録―」
対象日 2025年12月29日(月)
9時00分~9時54分
- 審議、意見の概要
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●先生の教えや理念、子供たちの成長の様子が丁寧に映し出されていて、良いドキュメンタリーだった。
●特別行事の様子が紹介されていたが、普段の様子ももう少し見たかった。
●県内の不登校の現状や課題について、データを用いて説明したほうがわかりやすかった。
●一番価値があったと感じたのは、イベントに来た元担任の先生のインタビューのシーンだ。多くの関係者が連携して成長を見守る姿勢に心を打たれた。
●番組冒頭で子供たちが憲法を読み上げる場面はやや面食らった。
●にじLaboを巡る関係は、支える、支えられると立場を線引きできるわけではなく、支え合って成長し合っていることが非常に伝わる内容だった。
●取材する側、される側の信頼関係がうかがえた。一つの現場を長期的に追い続ける取材の良さが非常に活かされている番組だった。
●自己決定の場を適切に設定して、様々な挑戦を通して個性を伸ばしていくという姿勢を子供たちも肌で感じていることが、表情から映し出されていた。
●機関や個人として多くの支援をしてくださる方々のことや、経済的な問題や法的な位置づけ、教育内容などの運営に関わる様々な問題をどう解決しているのか、していくべきなのかも、続編があったら触れてほしい。
●学校は学年を中心に横のつながりで構成されているのに対して、にじLaboは縦のつながりで成り立っていた。居心地がいいのはお兄さんお姉さんたちとの関係があるのではないか。
●日常の勉強や遊びの配分、通常の学校との大きな違い、施設の開設資金や運営資金、多くの関係者や支援者との関係がどのように形成されたのか。この辺りもにじLaboの成り立ちと同様に説明が必要だ。
●2人の卒業後の進路をしっかり伝えていて良かった。
●にじLaboの意義を、「サードプレイスが必要」という牧さんの発言によって伝える構成だと思うが良い構成だった。
●学校教育法第17条では学校への就学義務がうたわれている。今回のナレーションは「学校に籍を置かなくてもフリースクールに行っていい」という誤解を招かないか気になった。
●子供たちが率直に語るインタビューも非常に心に響くものがあった。にじLaboでの成長を十分に感じさせる内容だった。
●フリースクールの役割が高まる中で、財政的な支援のあり方や学校との連携を含めた制度設計について、もっと社会全体で議論してより良い形を模索していく必要があるのではないかと感じた。
●「他人に承認されることの重要性」「なぜサードプレイスが重要なのか」そういうテーマをもう少し深掘りすることによって、フリースクールに関わりがない人も自分ごととして捉える番組になったのではないか。
●もう少し社会的な背景に対する考察があるとまた違ったメッセージが伝えられると思う。ただ、ドキュメンタリーはそうではなく映像で語らせるという事であれば、作品としてある種完成されたものなのかもしれない。
以上