テレビ山梨番組審議会だより

第549回 番組審議会議事要録

開催日時
11月18日(火) 午後3時
開催場所
山梨県立やまなし地域づくり交流センター 大会議室
委員の出席

委員の総数 8名
出席委員数 8名
(書面の提出をもって出席 1名)

【出席委員氏名】
安達 義通  委員長
中島久美子  副委員長
浅川  徹  委員
佐藤  弥  委員
杉田 真一  委員(書面)
手島 俊樹  委員
伏見  彩  委員
堀内 麻実  委員

【放送事業者側出席者】
原田由起彦   代表取締役社長
金丸 康信   相談役
鈴木 淳郎   常務取締役
古屋 孝樹   報道制作局長
芝海 由佳   制作部ディレクター
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
JNN中部4局共同制作番組「わざわざ行きたい!
  静岡・山梨・長野・新潟 最強ご当地チェーン店」

対象日 2025年10月8日(水)
19時00分~20時00分
審議、意見の概要
●地元局だからこそ知り得る視点や愛着が感じられ、それが番組全体の説得力につながっていたように感じた。

●山梨県は、チェーン店というよりは、県民に広く親しまれている鳥もつ煮発祥の店を紹介しているようで、他局とは一線を画していたように感じた。チェーン店を意識するのであれば、奥藤全店共通での工夫や特徴などの紹介が必要だったのではないか。

●近県のちょっとした旅での新しい楽しみ方を提案するという着眼点は良かった。一方で、今は通販サイトで気軽にお取り寄せができるため、今後は行かなくても地元の味を楽しむことができるという視点を取り入れていくことも重要だ。

●長い期間愛されているお店をじっくりと紹介していて面白かった。それぞれの歴史やこだわり、商品製作や新商品の開発において大事にされていることが丁寧に紹介されていて見応えがあった。

●オープニング直後の段階で、4店舗の看板込みの外観が全て出ていた。分かる人は分かってしまうので、料理だけのほうが良かったのではないか。

●昨年の中部4局の番組は県ごとに切れている印象だったが、今回は非常にうまくまとまっている。ただ、4県が同じテーマで1つの番組を作ることの難しさを改めて感じた。どこをどのように切り取るか、どこまで深く掘り下げていくのか、足並みをどこまでそろえるのが正解なのか。今回はまとまりが良かったものの、それぞれの県での見せ方の違いを感じた。

●山梨県については、「チェーン店のように」とはあえて明言せずに、番外編のような位置付けとして、「県民に愛されている味の原点」という形で取り上げたほうがいいのではないか。

●全体的に非常に見応えがあった。県民の馴染みの味でも知らないエピソードがあり深掘りできた番組だ。

●番組名のテロップが常に左上に映っていたが、コントラストが非常に目立つ色で、暗い場面では明るく強調されてしまい画面が見辛かった。

●その土地の風土から生まれて生活様式や文化に深く溶け込んだ食があると思うが、この番組で紹介された料理も、それぞれの地域で老若男女に愛されて生活に染み込んでいると感じた。それを推進している企業の努力も見て取れて良かった。

●このチェーン店を選んだ理由に多少は触れる必要があるのではないか。

●ご当地チェーン店の特徴、歴史、商品開発の秘話を聞くことによって、お互いに郷土意識や地元への愛着を高めることができるような番組になったのではないか。地元資本のお店を応援するという意味でも素晴らしい仕事であり、まさに地元のテレビ局の役割を果たしていて、非常に良い番組だった。

●MCが4県から1番を決めるのではなく、紹介だけに徹したことが良かった。ごり押し的な紹介ではなく、県民の声、歴史、商品誕生の話、店のこだわりを4局が工夫して取材していた。

●1箇所に集めて、VTRを見ながら試食とトークをする収録は一番効率的だが、どうしてもご当地感にインパクトがないのは仕方ないと思った。

以上