テレビ山梨番組審議会だより

第546回 番組審議会議事要録

開催日時
7月15日(火) 午後5時
開催場所
古名屋ホテル ホアヒン
委員の出席

委員の総数 8名
出席委員数 8名

【出席委員氏名】
安達 義通  委員長
中島久美子  副委員長
浅川  徹  委員
佐藤  弥  委員
杉田 真一  委員
手島 俊樹  委員
伏見  彩  委員
堀内 麻実  委員

【放送事業者側出席者】
原田由起彦   代表取締役社長
金丸 康信   相談役
鈴木 淳郎   常務取締役
生山 裕晃   編成局長
古屋 孝樹   報道制作局長
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
TBSの番組について
審議、意見の概要
■ニュースについて
【報道特集】
●番組がこだわってきた「独自の取材」「自分の言葉で伝える」「当事者の声に耳を澄ます」という点を強く意識させられる内容だった。
●深掘りし切り込んでいく構成に見応えを感じた。
●報道に対する信頼を得るには公平公正さ、多様な見方も必要であり、少々疑問に感じる点もあった。

【サンデーモーニング】
●コメンテーターの解説がいい。手作りのフリップを使った説明も分かりやすい。

■情報番組について
【情報7daysニュースキャスター】
●個々の話題も長めに放送して解説も加えており、事実のみよりも理解の進む内容だ。関係する取材や歴史も含め、厚みのある内容となっている。

【世界遺産】
●中高生にもぜひ観てほしい教育的価値の高い番組だ。
●企画・構成もしっかりしていて、構図の取り方などカメラワークが秀逸で、印象的な映像になっている。心躍る世界遺産をこれからも届けてほしい。
●他の番組や過去の放送回に被らないように作るのはとても大変だと思うが、これからも色々工夫して番組づくりをしていただきたい。

■ドラマについて
【キャスター】
●全部のストーリーが1つの黒幕に繋がるのは違和感があった。1つだけ解決しないのは次作に繋がるというのも無理がある気がした。番組自体は大変面白かった。

■バラエティ・その他について
【マツコの知らない世界】
●毎回これほどまでに細かな内容に真面目に取り組む人々が多いことに驚かされる。マツコさんのコメントも一般的な視聴者が感じる内容が多く、時に厳しく愛情を持って発言されていて好感が持てる。
●目次やタイトル、ナレーションやテロップなど、視覚と聴覚の両方から説明をしてくれている感じがあった。この先にどういう特集が来るか、どこまで終わったかがすごく見やすく安心して見ることができた。

【人生最高レストラン】
●トーク番組でもグルメ番組でもなく、食を通してゲストの方の素顔に迫る、人生を映し出すという新機軸を貫いていることが視聴者に支持されて、10年近く続いているのだと感じた。

【がっちりマンデー!!】
●対象となる素材と選択の仕方が素晴らしい。現場の雰囲気を分かりやすく伝えていて、ストレートに内容が入ってくる。
●毎週見ているので、いつまでも番組が続いてくれると嬉しい。

【人生を豊かにする、週末HOW TOバラエティ ララLIFE】
●挑戦者のやる気を引き出しながら、的確にアドバイスしていくことの大切さ、周りの応援の力、また「知好楽」という孔子の言葉のように、楽しむことが一番だということを改めて思い起こさせてくれる番組だった。

【アッコにおまかせ!】
●発言が切り取られて批判される現在の世情を考えると、この種の番組づくりは難しいと感じる。本来なら和田さんが歯に衣着せない物言いでツッコミを入れて、出演者の方々とやり取りするのが魅力なのだと思うが、どこか出演者も遠慮がちな発言に終始している気がして、残念ながら面白さを感じることができなかった。ただ、取り上げられた話題をパネルで説明する内容構成は非常に丁寧で分かりやすく、それだけにもったいなさも感じた。
●バラエティなのか、情報番組なのか。番組の立ち位置が非常に中途半端な感じがしていて、改めて番組のコンセプトを見直す時期に来ているのではないかと率直に思った。

以上