テレビ山梨番組審議会だより

第476回 番組審議会議事要録

開催日時
平成30年6月18日(月) 午後3時
開催場所
テレビ山梨本社
委員の出席

委員の総数 8名
出席委員数 8名

【出席委員氏名】
今井  久  委員長
杉森  純  副委員長
久保嶋正子  委員
高橋 由美  委員
土屋 幸治  委員
豊前 貴子  委員
松谷 荘一  委員
向山富士雄  委員

【放送事業者側出席者】
金丸 康信  社長
川村 文彦 専務取締役
原田由起彦 専務取締役
松田 俊幸 常務取締役
水石 和仁 取締役報道制作局長
斉藤 佳也  報道部専任部長(デスク)
山口 充洋  編成局長
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
平成30年6月11日(月)~6月15日(金)18時15分~18時55分
ローカルニュース番組「UTYニュースの星」
※5回シリーズの特集「災害の記憶 ~あの教訓を今に~」を放送
審議、意見の概要
<全体について>
●県内で起きた災害を振り返り、日頃の準備、心構え、また地元で協力することの必要性を発信したことはとても良い。

●いずれの災害も20年以上前の災害で、忘れていた災害の恐ろしさを改めて思い出させる内容だった。また、対策にも重点をおいていて充実した特集になっていた。

●県民は根拠なく災害が少ないと思ってると感じる。大災害の映像を見せて注意を呼びかけるのは大変良い企画だ。テレビの力、映像の力で、経験した方は生々しい記憶が蘇ってきたのではないか。

●山梨の災害、気象の変化について、科学的な見地から専門家の見解を入れてもらえると、視聴者の理解がより深まると思った。

●各回が個別の地域ごとのテーマをバラバラに扱っている。全体的な統一感が欲しかった。

●全体的に視野が狭い感じがした。もっと県民全体で共有できる教訓を提示することはできなかったか?

●解決点というか、アクションを起こすというか、具体的に何か起こせるようなイメージが沸いたらよかった。

●今はこんなに色々進んでいる、というところはいいが、後は、個人レベルに落とし込んで、こうしたら?ということを発信できたらよかった。

<月曜日・山火事について>
●住職のコメントが印象に残った。

●原因不明で終わっていたが警察の取材もしてほしかった。


<火曜日・河口湖増水について>
●実際にどのような方策で再発防止を図ったのか、丁寧な説明があり、よく理解できた。


<水曜日・富士山の雪しろについて>
●説明は非常によくわかった。大雨とか急激な気温の上昇で雪が解けて、雪を大量に含んだ土砂が斜面を流れ落ちる。この特集を通して知る人も多かったのではないか。

●実際に「雪しろ」はどういうもので、どういう被害が出るのかが、わかりづらかった。いわゆる「スラッシュ雪崩です」と言っていたので、インターネットで調べてみたが、やはりわかりづらかった。


<木曜日・台風の災害について>
●山梨は山とか崖に面したところが非常に多いと思うので、良い注意喚起になった。

●実際にどのような情報があったら崩落の危険があるか、ということをフリップを使って説明していて、わかりやすかった。台風は身近なので一番引き込まれた。


<金曜日・冷夏による米不足>
●スポット的に寒冷化する年があることを教えてくれた。なぜスポット的に起きるのか、ということをもっと深く追求し、掘り下げてもよかったのではないか。


<ボイス オブ ヤマナシ>
●一般の人のコメントが面白い。

●楽しいのでまたやってほしい。

●同じ人が何回も出てくる。もう少し大勢の人に質問するとか、あらかじめ何人に幾つの質問をしたと断りを入れるか工夫が必要だ。

<その他のニュース>
●農機具の事故が多い。農機具の事故防止については、まだどこでもやったのを見たことが無いので、お年寄りに「こんな気持ちで農機具を扱ったらどうですか?」みたいなものをやって頂きたい。

                              以上