重厚感のある低音の響き、のびやかな高音、 その優雅な音色に魅了されるチェロ。 演奏家として世界で活躍する甲府市出身の チェリスト 有泉芳史さんがスタジオで 生演奏してくれました。
有泉さんのチェロには、今にも空に昇っていくような 龍が描かれていました。 これは、甲府市でヴァイオリンの製作・修理をする 須藤 襄さんが描いてくれたもの。 他にも、桜舞う中凛々しく佇む信玄公の絵が描かれたチェロも。
弦楽器の中でも、いちばん音域が広いという『チェロ』。 中低音のイメージが強いですが、 ヴァイオリンやビオラの音域もカバーでき、 有泉さんは なんと5オクターブの音域を演奏することが出来るとか。 弦をすべらせる弓は、たくましいモンゴルの白馬のしっぽの毛を 150~200本ほど束ね作られているんだそうです。
チェロは、落ち着いた男性の声域と同じ音域なんだとか。 ドイツ・フランスへ留学し、世界で活躍してきた チェリスト 有泉さんの演奏は 私たちの心に静寂と落ち着きをもたらしてくれる 最高の癒しの音色です。
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