やまなし彩発見(98.8月号)
今月は、山梨百名山の一つ八ヶ岳の主峰「 赤岳 」を紹介します。 山梨県の北西部に美しい姿を見せる八ヶ岳連峰。
南北およそ30kmに及ぶ山岳地帯のうち標高2899mの主峰赤岳から南の山々が、山梨と長野の県境に位置しています。
季節は夏、八ヶ岳の荒々しい岩肌には、チシマリンドウ等の可憐な花が咲いています。
八ヶ岳連峰は、長野県の夏沢峠を境に北八ヶ岳と南八ヶ岳に分かれます。
女性的な北八ヶ岳に対して山梨県側の南八ヶ岳は荒々しく険しい表情を見せます。
北アルプスや南アルプスと比べて短い日程で高山地帯ならではの自然と登山を楽しめるのが、八ヶ岳の魅力となっています。
大泉村からの八ヶ岳
山梨では、富士山と高さを競って喧嘩をしたという民話が伝わるほどなじみの深い八ヶ岳ですが、登山に関しては、長野県の茅野市側から登る人が多いようです。
山梨県側の登山道が敬遠される理由は何なのか。
地元の大泉山岳会のメンバーと一緒に高根町清里から真教寺尾根を使い赤岳を目指していました。
真教寺尾根(赤岳山頂から)
大泉山岳会の皆さん登り始めておよそ30分。牛首山では、登山道を示す標識が腐りぐらついていました。
牛首山山頂
標識の修理さらに3時間程歩くと 道はいよいよ険しさを増します。
頂上を目指して鎖場が連続して現われます。
この鎖は、山岳会が付け替えたばかりのものです。
登山道は、山岳会のボランティアや地元町村の予算で整備されています。
鎖場「やまなし百名山」に八ヶ岳からは「赤岳」「権現岳」「編笠山」が選ばれています。
麓の観光開発と比べて一歩山に入ると八ヶ岳には、山の美しさが残されていました。
道の険しさも登山の楽しみの一つだとする登山客もいます。
しかし 道標など 最低限の登山道整備を観光行政として進めていくことが「百名山」として選ばれた以上何より必要です。
赤岳山頂からの眺望
赤岳山頂から北八ヶ岳を望む
やまなし彩発見 7月号