やまなし彩発見 3月号

今月は、1997年4月23日に放送した富士山麓のフジザクラの群生地を訪ねます。


北口本宮冨士浅間神社(富士吉田市)

北口本宮冨士浅間神社は、富士山の吉田口登山道の起点で 富士山信仰が盛んだった頃には、この神社でお清めとお参りをしてから富士山頂を目指したといわれています。


登山道沿いのフジザクラ

登山道に入ってしばらくすると辺り一面にピンクの霞をかけたようなフジザクラの群生に出合います。


浅間神社からおよそ4キロ

このあたりのフジザクラは、およそ2万本が自生しているといわれています。
これほどの群生は全国的にも珍しく 昭和3年に国の天然記念物に指定されました。

花が小さいことから別名 豆桜(マメザクラ)とも呼ばれ山梨県の花にも指定されています。


中の茶屋

この「中の茶屋」は、出発地点の浅間神社と富士山1合目の丁度中間にあり 富士桜の群生に囲まれるようにたたずんでいます。
茶屋の主人は、代々このフジザクラを見守ってきたそうです。


中の茶屋 15代目主人の坂田健児さん

「フジザクラは、花の季節が終り 6月頃になるとサクランボの5分の1程の小さな紫の実をつけるんです。
これが、かなり美味しい実なんですよ。
この実を小鳥がついばんで そしてフンと一緒に土に戻って 芽が出て という繰り返しで フジザクラの木は、増えているんじゃないかと思う。」

標高1100メートルの富士北麓に咲くこの可憐なフジザクラの群生する地域は、
特別保護地区になっており 柵の中には入れません。


やまなし彩発見 2