ニュースワイド やまなし彩発見 (2000年4月号)

ニュースワイドで放送したサクラを紹介します。
八代町岡 ふるさと公園↑
4月11日放送
八代町岡のふるさと公園には、「桜の森」と名づけられた区域があり、およそ300本のソメイヨシノが 今まさに満開となっています。
ここは、1955年(昭和30年頃)まで地域の基幹産業だった養蚕の神様が奉られていたところで、昔から地域の人々に親しまれてきた場所です。
平成に入ってから公園として整備され、今では県外からも花見客が訪れるようになりました。
一番のお薦めは、盃塚 古墳の脇にある2本の大きなソメイヨシノです。
樹齢70年から80年といわれ、高さは27メートル余り、幹の回りは最も太いところで3メートルほどもあります。
桜のあとは桃の花が満開を迎え、ピンクに彩られた甲府盆地が一望できるということです。
中富町江尻窪のイトザクラ(情報提供 甲西町 遠藤益美さん)↑
4月12日放送
この桜は幹の回りが3メートル余り、2年前の大雪で上の方が折れてしまいましたが、それでも、高さは20メートル近くあります。
イトザクラがある場所には、昔、慈眼寺というお寺がありました。
寺を守る人もいなくなり、40年程前にお寺は閉められましたが、サクラは残りました。
今、サクラのとなりには公民館が建っています。
今も昔も人の集うところに咲くイトザクラです。
JR中央線の穴山駅の桜↑
4月13日放送
JR中央線穴山駅のソメイヨシノです。
10数本のどっしりとした木は、樹齢80年を越えています。
ソメイヨシノとしては古木。
一部の木には衰えも見られますが今年も大きな花を満開に咲かせました。
穴山駅は1913(大正2)年に地元の悲願がやっと実り開駅しました。
2年後の1915年 活気ある美しい駅にしようと駅の周りや道路に桜の若木が何十本も植えられました。
1955年(昭和30)年頃 観桜会が開かれ遠方からの大勢の花見客で賑わったそうです。
現在は、駅や道路の改修などで切り倒されたり枯れてしまったり…
昔を知る人を哀しませています。
甲府市の県立健康の森(情報提供 甲府市千塚 匿名希望の主婦(28))↑
4月14日放送
健康の森は、甲府市北部の武田の杜の一部で千代田湖の西側にあります。
自然に親しみながら健康づくりをしてもらおうという施設でキャンプ場や遊歩道、自由広場などが備えられています。
意外に知られていないここの桜は、ソメイヨシノだけでおよそ300本が植えられています。
健康の森は、標高600m 甲府市中心部より約350m高いため桜は1週間遅く今が満開駐車場からは甲府盆地が一望できます。
豊富村大鳥居地区の千本桜↑
4月17日放送
豊富村の大鳥居地区では、山頂に奉られた山之神社までの参道におよそ1000本のソメイヨシノや山桜が植えられています。
およそ5キロの参道は、ソメイヨシノが今まさに満開で、訪れた人たちを美しい春の山へと誘っています。
毎年4月17日には、山之神社の例大祭が行われ、今年は桜の満開とも重なったためきょうは 大勢の人たちが、桜を楽しみながら山頂を目指していました。
参道は、満開の枝が重なり、桜のトンネルに・・・
遠く八ヶ岳や甲府盆地も一望できます。
山之神社までは、途中までは林道で車で入れますが頂上までのおよそ3キロは車は入れません。
徒歩で30分から40分ということです。
長坂町大八田の清光寺のイトザクラ↑
4月18日放送
長坂町大八田にある曹洞宗の寺、清光寺には、本堂の前に樹齢200年と言われるイトザクラがあります。
今年は5日ほど前から花が開き始め、きょう、満開となりました。
咲き始めはピンクの花が散り際には白っぽくなるそうです。
昔は、木の向こう側が見えなくなるほど枝が生い茂りたくさんの花をつけたそうですが、10年ほど前から枝の数も少しずつ減ってきているそうです。
しかし、それでも毎年きれいな花を咲かせ、しなやかに咲きそろう花は、見る人の心を穏やかにしてくれます。
須玉町江草の旧江草小学校↑
4月19日放送
須玉町の旧江草小学校。
こどもたちのいなくなった校庭では、およそ20本のソメイヨシノが今、満開になっています。
江草小学校は 1873年明治6年に開校、当時、校庭を囲むようにサクラが植えられました。
昭和20 年代には およそ400人の児童が通った学校も、次第に子どもの数が減り、16年前に111年の歴史を閉じました。
校舎はいたみが目立つようになってしまいましたが、校庭のサクラは毎年変わりなく花を咲かせ、サクラの下で遊ぶ子どもたちの声が聞こえてくる様です。
小淵沢町の神田のオオイトザクラ↑
4月20日放送
小淵沢町松向にある神田のオオイトザクラは、樹齢およそ400年。
県の天然記念物にも指定されています。
根回りはおよそ8メートルで 幹が途中で3本にわかれ、それぞれの枝が四方に傘のように垂れ下がり、華麗な姿をみせています。
花はソメイヨシノに比べて紅色が強いのが特徴です。
この地区では、花の付き具合や色の濃淡で農作物の出来を占ったといいます。
武川村真原の桜並木↑
4月21日放送
南アルプス甲斐駒ヶ岳に向かってまっすぐに作られた道の両側には、およそ200本のソメイヨシノが植えられています。
きょうは、あいにく曇り空で甲斐駒ヶ岳を望むことはできませんでしたが、先週末から咲き始めた桜は今がちょうど満開。
750メートルに及ぶ桜のトンネルが訪れた人たちを迎えます。
真原地区は 1946(昭和21)年 42人が新しい農業を目指して入植しました。
そして開拓が一段落した1971(昭和21)年みんなで花見をしながら開拓の苦労話をしようとソメイヨシノ200本を植樹しました。
今は開拓時代を知る人も少なくなってしましましたが、新しい世代が しだれ桜1000本を植え 新名所作りが進められています。

やまなし彩発見