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逮捕された町長「選挙で恩義を感じた」 山梨県富士川町の官製談合事件

2021.11.19 19:59

山梨県富士川町発注の業務を巡る官製談合事件。
逮捕された町長は「選挙で支援を受けた恩義を感じて、依頼に応じた」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。
富士川町の志村学町長と建築設計事務所・元代表の小林一容疑者は、共謀して町の農業体験宿泊施設の設計業務において行われた指名競争入札を当時の小林容疑者の事務所に落札させようと考え、談合に応じる5社を選定するなど公正な入札をしなかった疑いが持たれています。
2人は容疑を認めていて、捜査関係者によりますと、志村町長は「選挙で支援を受けた恩義を感じて、依頼に応じた」などと供述していることが新たに分かりました。
町によりますと通常、指名競争入札の業者は、選考委員会で選定します。
選考委員会には、町長は入らず、副町長や事業の担当課長ら約10人がメンバーで、担当職員から提出された一覧に基づき指名業者の審査を行います。
しかし、今回は選考委員会の開催前に町長が小林元代表から指定された業者が書かれたメモを担当職員に渡し、事前に参加業者を指定していたということです。
さらに町長は、他の指名競争入札でも選定結果に口出しし、たびたび業者を変更していたことが町関係者への取材でわかりました。
その際、変更した理由について、説明はなかったということです。
志村町長が3期目の当選を果たした2018年の町長選以降、小林元代表の事務所が受注した業務は、共同企業体を含め、計5件の落札と7件の随意契約で、合計約1億6300万円となっています。
また、事件となった入札で、談合に応じたとされる業者のうち4社は、小林元代表の事務所とともに別の指名競争入札にも複数回選定されていることも新たに分かり、警察は他にも談合がなかったかや、金銭の授受についても詳しく調べています。


1119日(金)

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