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笹子トンネル事故、慰霊のサクラ植樹

2019.02.27 19:00

男女9人が亡くなった中央道の笹子トンネルの事故。
現場に近い初狩パーキングエリアにはこの春、慰霊碑が建立されます。
27日は事故の遺族が慰霊碑の周りに、山梨県北杜市の神代桜の子孫にあたる桜を植樹しました。
7年前の2012年12月、中央道上り線の笹子トンネルで天井板が崩落した事故では、3台の車が巻き込まれ男女9人が死亡しました。
事故現場からおよそ8キロ離れた中央道下り線の初狩パーキングエリアでは、慰霊碑を建立する工事が進められています。
27日は10人の遺族が集まり、事故現場の方向を向いて黙とうを捧げました。
そして樹齢2000年と言われる国の天然記念物、北杜市の神代桜の子孫にあたる桜を植樹しました。
遺族たちは亡くなった家族へのメッセージを書いたプレートを根元に置き、その上にゆっくりと土をかぶせました。
「娘の希望通りの理想の場所に、由緒ある桜の苗木を植えることができて、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。私たちのようなことがふりかかる可能性はいつでもあると忘れないでいただいて、作ったものを壊れないよう維持することを強く訴えたい」(石川友梨さん=当時28=の父信一さん)。
「奇跡的に富士山が見える場所で、良い場所だと思います。楽しいことが好きな子どもでしたので喜んでいると思います」(森重之さん=当時27=の父和之さん)。
植えられた2本の桜は北杜市の三枝基治さんが、事故で亡くなった石川友梨さんがサクラが好きだったことを知って両親に申し出て、自ら育てている桜を慰霊碑の隣に植樹することになりました。
神代桜がある北杜市の実相寺には、石川さんだけでなくほかの遺族も桜が咲く時期に毎年鑑賞に訪れていました。
「忘れないでほしいという、風化させたくないという気持ちでのぞみました。この桜が語り部になってくれると思います」(桜を贈った三枝基治さん)。
なお遺族は事故の再発防止を強く訴えていて、トンネルを管理する中日本高速道路の当時の社長ら8人の不起訴処分は不当だとして、検察審査会に審査を申し立てています。


227日(水)

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