■サイエンス基金受賞者による「なるほどサイエンス」■

平成12年11月24日 掲載

ネット社会を歩み出した子どもたち


山梨大学附属小学校 奥山 賢一
(テレビ山梨サイエンス振興基金第2回受賞)

 山梨大学附属小学校がインターネット接続をしたのが、平成6年4月、それから6年半が経ちました。当初は物珍しかった電子メールやホームページも、いまや情報獲得や意思疎通の手段として日常化しています。
 当時の小学生もいまや高校生。携帯電話で、メールで待ち合わせの時刻を確認したり、音楽をダウンロードしたり、自宅の端末からはチャットを楽しんだりしています。匿名のチャットでは「知らない人だから本音が言える」とも言います。
 実はネット社会の中で、子どもたちは、旧知の友人と顔を知らない友人を持ち合わせるようになっいきています。グローバルIPアドレスが各端末にふられている場合は、情報のやり取りがどの端末から行われているか特定できます。また、電子メールも固有のアドレスで行いますので、学校では責任ある発言をするよう指導します。
 しかし、現実はそうではないようです。便利な道具を介して距離を意識しないネット社会を楽しく歩みだした子どもたち。便利だからこそ、危険性もあることを教育しなければならない段階に入ったとも言えるでしょう。