■サイエンス基金受賞者による「なるほどサイエンス」■

平成12年9月22日 掲載

結婚の平均寿命


県立女子短大 堤 マサエ
(テレビ山梨サイエンス振興基金第2回受賞)

 人の平均寿命と同じように、結婚の平均寿命があります。人の平均寿命が延びたことはよく知られていますが、結婚の平均寿命も延びているのでしょうか。
 生命の寿命が延びると結婚の寿命も延びますが、晩婚化、シングル化や離婚の増加は結婚の寿命を短くします。では、結婚の平均寿命はどのくらいになるのでしょうか。
 結婚の平均寿命とは、結婚によって夫婦関係が成立して、離婚あるいは配偶者の死によって結婚生活を中断するまでの平均年数をいいます。人の平均寿命も、結婚の平均寿命もそれぞれの生命表を作るとわかります。
 その結果、世代で比較をしますと、たとえば、1935年に結婚をした祖父母時代は30年、1955年に結婚した親時代は37年、1985年に結婚した孫世代は38年になります。離婚の確立は祖父母8%、親10%、孫20%となっています。
 結婚の寿命はおそらく離婚や晩婚化が影響しているのでしょう。三世代で8年延びているだけです。生命の寿命と同じようには延びていないことがわかります。