テレビ山梨番組審議会だより

第527回 番組審議会議事要録

開催日時
9月15日(金) 午後3時30分
開催場所
山梨県立やまなし地域づくり交流センター 大会議室
委員の出席

委員の総数 8名
出席委員数 7名

【出席委員氏名】
今井  久  委員長
大塚 貴司  副委員長
大島わかな  委員
弦間 正仁  委員
斉木 邦彦  委員
藤井 秀樹  委員(書面)
堀内 洋子  委員

【欠席委員氏名】
織田久美子  委員

【放送事業者側出席者】
原田 由起彦  代表取締役社長
金丸 康信   相談役
鈴木 淳郎   常務取締役
中込 雄貴   制作部ディレクター
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
富士山世界文化遺産登録10周年記念番組
「富士山0合目のまち 富士吉田市を巡る」
対象日 2023年7月1日(土)
    16時00分~16時54分
審議、意見の概要
●学芸員の説明はわかりやすかった。支えられ守り続けられた歴史の深さと重さを感じずにはいられなかった。世界遺産となって、このまちに住む人の今の思いや、より愛するまちのこれからを聞きたいと感じた。

●テレビの力を借りて、世界の宝を守るため、歴史の理解、世代を超え伝え続けていく必要性を1人でも多くの人に感じてもらいたい。

●番組後半部分は、内容そのものはすごく良かったが、夕方の『スゴろく』内の『スゴろく富士山部』とほとんど同じ内容だった。

●シーズンによって富士山の姿も異なり、ドローンも効果的に使われていて、映像がとてもきれいだった。

●なじみの景色の中に、知らなかった意味や歴史など、魅力がどんどん色付けられていくような感覚を受けた。次に行ったときには慣れた場所が新たな視点を持って見られると思うし、また行きたくなるような番組だった。地元の番組の魅力を発揮して、県民や富士山好きの人たちがしっかり満足できる番組になっていた。

●胎内樹型から出てきた後の「バブバブ」というセリフは、信仰が絡んでいる神聖な場所では不謹慎な印象を与えてしまう可能性があるので、気をつけたほうがいい。

●富士吉田市だけでは富士山世界文化遺産の全体を捉えてはいないと感じた。富士河口湖町にある県立富士山世界遺産センターは、構成資産全体や顕著な普遍的価値としての“信仰の対象”と“芸術の源泉”を詳細に紹介している。富士山の構成資産全体を見ると多くの町村が関係しているため、富士吉田市だけを取り上げていることに違和感があった。今回は “芸術の源泉”の部分が少なかったので、“芸術の源泉”や他の町村も対象とした企画をぜひ第2弾でお願いしたい。

●それぞれの人に、それぞれの富士山の記憶があると思う。番組に取り入れるのは難しいのかもしれないが、市民の方々にとって富士山はどんな存在なのか興味がある。

●5合目からの登山に観光客が殺到し、頂上から“信仰の対象”としての富士山を感じるのも素晴らしい経験だが、今回の番組のように山頂まで行かなくても0合目で富士山を感じる、そういう感じ方が注目されてもいいと思う。

●ドローンの映像を見て、このように家がなかった当時はどういう風景に見えたんだろうと気になった。何故ヤーナ川というのかの説明は欲しかった。

●世界文化遺産に「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」として登録されたその意味がよくわかる、しかも多くの新しい知識を得ることができた内容で素晴らしかった。


以上