テレビ山梨番組審議会だより

第515回 番組審議会議事要録

開催日時
2022年6月17日(金) 午後3時
開催場所
山梨県立やまなし地域づくり交流センター 大会議室
委員の出席

委員の総数 8名
出席委員数 8名
(書面の提出をもって出席 1名)

【出席委員氏名】
今井  久  委員長
大塚 貴司  副委員長
大島わかな  委員
織田久美子  委員
弦間 正仁  委員
斉木 邦彦  委員
藤井 秀樹  委員
堀内 洋子  委員(書面)

【放送事業者側出席者】
金丸 康信   相談役
塩澤 充正   報道制作局長
志村 知美   報道部記者
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
「スゴろく」(スゴろくニュース)内のSDGs特集
           
対象日 2022年5月2日(月)〜6日(金)
18時15分~18時55分
審議、意見の概要
●県内のSDGsを紹介することでより身近に感じることができ、関心を寄せることができたのではないか。

●富士山や果物にまつわるものなど、山梨ならではの取り組みを紹介した方がよかった。

●できれば初回にSDGsの全体的な概要説明があったほうが良かった。

●NPO法人によるウクライナ支援の募金活動の特集の中で、県内での様々なウクライナ支援の状況についてもう少し説明があっても良かった。

●思い出がいっぱい詰まっているランドセルが財布にリメイクされて、他人ではなく元の持ち主のもとに届けられるのは、いい取り組みだと思った。

●リサイクルはモノを大切に使う気持ちだが、リサイクルがあまり活発になるとどんどんリサイクルに回そうという意識が、かえってモノを粗末に扱うことにならないか不安だ。

●SDGsの本質は、17の目標は相互に関連していてそれを包括的に解決することが大切とされているため、無理に17のうちの目標を当てはめなくてもよかったのではないか。

●いずれのエピソードにも人と人とのつながりを感じて感動した。

●目標3『全ての人に健康と福祉を』に医師として着目すれば、持続可能な予防医学から急性期医療、そして慢性期医療を安心してつなぐことが課題になると思うので、今後そのような事例も取り上げて欲しい。

●目標7『エネルギーをみんなにそしてクリーンに』に関しては、医療界は大きな問題を抱えている。特にコロナ禍ではPPE(個人用防護具)は全て使い捨てで、発熱外来で一人診察するたびにガウン、キャップ、手袋、ゴーグル、全部を捨ててゴミの山になる。地球環境に優しい医療材料の開発は必須だと思う。

●表示された目標と内容がしっくりこないものもあった。

●ランドセルから財布にリメイクした場合いくらぐらいかかるのかという情報も知りたかった。

●今回は身近な例だったが、エネルギーや気候変動など、地球規模や世界規模の問題も山梨から発掘してもらいたい。

●SDGsの取り組みを紹介することは啓発にもなり、取り組んでいる企業や事業者への応援にもなる。大変よい企画だ。

●魚の食育の回でのインタビューの際に、食育が出来た事が分かる、もう一歩先の感想があるとよかった。質問の仕方を工夫するといいと思う。

●今回は企業と個人の取り組みをSDGsと一括りで紹介していたため、視聴者がどうすればいいのかが少しわかりづらかった。個人と企業とで分けて特集を組んでもよかった。

●身近で親しみのある『スゴろく』の中で継続して「SDGs」の必要性を伝えてほしい。「SDGs=日常生活」を何気なく、意識せずに番組の中に組み込み、見る人一人一人がごく自然に必要要素として受け入れ生活出来たらいいと思う。

以上