テレビ山梨番組審議会だより

第330回 番組審議会議事要録

開催日時
平成15年11月17日(月)午後 2 時~
開催場所
テレビ山梨 本社 2F会議室
委員の出席

委員の総数 8 名  
出席委員数 7 名  

【出席委員氏名】
三神 弘 委員長
望月敬子 委員
松本晴美 委員
堀内邦満 委員
みらいなな 委員
奥村博史 委員
山本淳仁 委員

【欠席委員氏名】
深澤正樹 副委員長

【放送事業者側出席者】
小西専務取締役  
古屋取締役編成制作局長  
飯田報道局長  
番組審議会事務局

番組審議会
審議事項
(1) 「ウッティな木曜日」
  10月16日(木) 18:55~19:54
(2) 10月度審議会の答申、意見に対する措置等報告
審議、意見の概要
○白根のフレンドコーラスの話題では、大勢の知人が画面に登場した。知っている人たちが登場するとUTYがぐっと身近に感じられる。大変だろうとは思うが、県内を隈なく廻って、一人でも多くの県民を登場させたらどうだろうか。

○老舗のいなり寿司屋さんで長年いなり寿司を作っていらっしゃる92歳になるご主人の「毎日が研究です」という言葉は流石だなと思った。調理師の免許をお持ちなので当たり前だが、栄養のことも考えているのはすごいなと感じた。「幾つになっても社会の役に立ちたい」という言葉は、若い人たちの心に残ってほしいと思う。お店の場所がいま一つ分かりづらかったのが残念だった。

○清水いなり屋さんのお孫さんにあたる、歌手の清水まり子さんは、「人に感謝の気持ちが持てない人、挨拶が出来ない人はダメだ」と小さい時からおじいちゃんに言い聞かされてきたそうだ。今でも「どんな小さなことでも良いから、社会に役立つ人間でありたい」とおっしゃっているそうである。ある意味番組の中で家庭教育という部分に触れたのではないか。これからの3世代の中で、家族の会話が非常に大切だと感じた。

○山梨に住むようになって一番驚いたのが、お年寄りが元気ということだが、今回登場された方々を拝見してあらためて圧倒された。各リポーターの皆さんがサービス精神全開で接していた。お年寄りのみなさんと和気藹々と向かい合い、温かく優しい雰囲気で包んであげるのが山梨の方々なのだと感じた。

○タイトル通り、まさに元気なお年寄りの大集合だった。取り上げた対象者が良かった。企画が良かったということだろう。取材に当たったリポーターが最後のまとめの部分で、自分の感想や心に残った言葉等を紹介していたが、その内容が的確で、全体的に敬老精神に溢れていて好感が持てた。全体を通して、「長寿で健康というのはとても良いことだ」というのが視聴者に伝わるような番組構成だったと思う。

○番組内容とは少し離れるが、今年は天気予報が当たらない年だとよく聞く。お年寄りたちの長い人生経験に基づいた天気予報も期待できるのではないか。「あそこに雲があるから、この後雨が降ってくるだろう」とか、「今日のこの風の感じだと明日は晴れだな」のような天気予報を取り上げてみたらどうだろうか。勿論現代科学に基づいた予報も必要だが、昔ながらの暮らしの知恵からお年寄りたちが感じ取る天気予報があっても良いのではないか。

○80メートルハードルの世界新記録を持っていらっしゃる方の紹介を番組の導入部に持ってきたのは非常にアクティブで良い。その方の常日頃の練習とか、そこに至るまでにどんなことを心掛けてきたのか等を聞いてみたかった。