テレビ山梨番組審議会だより
第332回 番組審議会議事要録
- 開催日時
- 平成16年2月16日(月)午後 2 時~
- 開催場所
- テレビ山梨本社 会議室
- 委員の出席
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委員の総数 8 名
出席委員数 8 名
【出席委員氏名】
三神 弘 委員長
深澤正樹 副委員長
望月敬子 委員
松本晴美 委員
堀内邦満 委員
みらいなな 委員
奥村博史 委員
山本淳仁 委員
【放送事業者側出席者】
小西専務取締役
古屋取締役編成制作局長
飯田報道局長
番組審議会事務局
- 審議事項
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(1)「身延線の旅~ローカル線の四季と人々の暮らし~」
放送日 12月30日(火)14:30~15:24
(2) 1月度審議会の答申、意見に対する措置等報告
- 審議、意見の概要
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○田村さんの声のトーンが聞きやすく、ナレーションも良かった。インタビューは、暖かく丁寧に対応していたのが伝わってきて、田村さんの人柄が出ていたと思った。見終わって無人駅で降りてみたい、「あんびん」を食べてみたい等、穏やかな気持ちになったすばらしい番組だった。
○内容が盛り沢山過ぎたのではないかという印象を持った。峡南高校の生徒の清掃風景は、地域の美化活動に貢献していて好感が持てた。鰍沢口の朝市の風景はほのぼの感があった。市川大門駅には、公民館が設置され、そこで高齢者が交流していたが、山梨県の長寿につながっていると思った。
○タイトル画面は、イラスト風でナレーションも親しみやすく、ローカル線の旅らしい風情が良く出ていた。身延線のいろいろな歴史的な事実が紹介されていて、この番組は貴重な資料になると思った。全体的にいろいろな課題もあり、夢や希望もあって見応えのある番組だった。
○今まで嗅いだことのない山梨の匂いが、プンプンするような番組で、大変興味深く見た。時々身延線を利用するが、その裏側にあれ程の文化、歴史、人の暮らしがあることに感動した。身延線は古いけれども、決して置き去りにされていることはなく、はっきりと今に生きていて、その周りに住んでいる人達が一生懸命に生きている様子が、過不足なく取り上げられていて良かった。
○内容が充実していて、1年間追い続けた四季おりおりの車窓、ローカル線の良さ、地元の人も知らないような情報が盛り込まれていて良かったが、取材したものをできるだけ放送しようと情報がいっぱいで、頭の中で整理するのがちょっと大変だった。勇断を持って情報を整理した方が良かったと思った。
○印象に残った映像は、覚林房の湯葉、善光寺駅から見た桜、富士宮から見た富士山だった。身延線沿線のいろいろな情報を知る機会になって大変勉強になり、あっという間に一時間が過ぎてしまい、内容が豊富で一時間番組ではちょっと短すぎたと思った。身延線の歴史、地域の人々の生活等を知ることが出来て良かった。
○心温まる、ほのぼのとした印象に残る番組だった。田村さんは、最初から最後まで一貫して自分の目線で、出会った人々との触れ合いを通して各地の歴史、文化、自然、行事等を紹介し、自然体で良い雰囲気だった。名執アナウンサーのナレーションもすばらしく、その間に入る田村さんの「語り」も味わいがあって良かった。BGMも番組全体を盛り上げていて効果的だった。